去る1/29、
南福岡特別支援学校にて音楽×ダンスのワークショップを開催しました。
今回は福岡市文化芸術振興財団のアウトリーチ事業 第2弾として行います。
第2弾の講師は、佐久間新さん(ジャワ舞踊家)と河合拓始さん(ピアニスト/即興演奏者)のおふたりが務めてくださいました。
今回は小学部5年生の8名の子どもが参加してくれました。
ひとりひとりへの挨拶からはじまり、
ゆっくりと時間が流れる中で、
佐久間さんが子どもをお腹に乗せると起こる少しのどよめきや、
河合さんの音の起伏と合わせておこる参加者の気持ちの揺れ動きが、
全体の空気をつくるようなワークショップとなりました。
最後にはみんなで深呼吸をして、その場の全ての音や呼吸や動きのひとつひとつが響いており、
予定より時間はすでに過ぎているのになんだか終わりたくないような、そんな時間でした。
以下に、
言葉で表現してくれる生徒さんと一緒に参加してくださった学校の先生方の感想を、いくつかご紹介します。
「普段人見知りをする児童が、
初対面なのにニコニコして活動を楽しむことができていたので良かった。」
「人数にもよると思うがはじめのうちは目の前に来てくださるまでの待ち時間が長かったように思う。」
「筋緊張をほぐす、しっかりとした姿勢をとることが大切と考えていたが、
身体ののばし方やいっしょにおどる身体をのばす姿をみて、
子どものありのままの姿でかかわる大切さも感じた。」
≪アーティスト紹介≫
■佐久間新
ジャワ舞踊の公演と指導を行う。
即興ダンスのコラボレーションや他ジャンルのアーティストとの共同制作。障がいある人、ホームレス、高齢者、学校に行かないことを選択した親子などマイノリティの人たちとのダンスワークショップや公演。障がいある人のアートセンターたんぽぽの家や大阪大学CSCDでは、からだで感じたことをことばにする試みを継続的に行っている。
佐久間新氏ウェブサイト
■河合拓始
ピアニスト。即興演奏者。幼児よりクラシックピアノを学び、1987年頃から即興演奏を始める。ピアニストとして、現代音楽コンサートと即興演奏ライブを中心に、作曲、トイピアノや鍵盤ハーモニカでの演奏会、朗読や舞踏とのコラボレーション、ことば表現などは多岐に渡る。東京で20数年活動後、2012年より福岡県糸島市に居を移し、九州・関西・東京・欧米で演奏している。2011年ニューヨークでのトイピアノ・フェスティバルに招聘参加。CDも多数。
河合拓始氏ウェブサイト
主催:認定NPO法人ニコちゃんの会 /(公財)福岡市文化芸術振興財団 / 福岡市
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