好評を博した「身体的にバラエティあふれる演劇公演 BUNNA」の千秋楽・福岡凱旋公演から1年半、
いよいよすっごい演劇アートプロジェクトの新作が動き出します!
演出家・倉品淳子氏(劇団山の手事情社)が来福している7月21日~7月25日の5日間で、
昨年夏に行った俳優講座での出逢いを繋げ、新たな俳優も加わった初稽古が行われました。
今回の新作は、太宰治作「走れメロス」が題材となり12月公演予定です。
11月からの本稽古に先駆けて行われた初稽古は、やはり実験の連続。
当法人の‟すっごい演劇”では、演出家も俳優もスタッフも入り混じって、たくさんの実験を重ね色々なシーンを創作していきます。それを構成してひとつの演劇作品ができていきます。
今回も身体的にバラエティあふれる人たちが出演するので、手話を手掛かりにしたものや電動車椅子を際立たせたものなど様々な実験をして、この俳優陣だからこそのシーンが既にたくさんできてきています。
さらに、今回は九州大学ソーシャルアートラボの制作実践講座「多様性から生まれる舞台」に参加のインターンシップ生も、これから公演まで関わってくれる予定で、
すでに実験の中に取り込まれていました。
この現場では、だれが“障がい”があるのか、どこまでが“実験”でどこからが“演出”なのか、
様々な境界がわからなくなることがあります。
しかしそれにより生み出される心地よい空気や魅力的なシーンなどにより、
関わった人を巻き込んで離さない演劇創作の場になっています。
多くの人が関わり出来上がっていくこの演劇、
11月にはインターン生や新たな俳優の声などもお伝えできればと思います。
動き出した‟すっごい演劇”を、どうぞお楽しみに!
主催 : 認定 NPO 法人ニコちゃんの会 /(公財)福岡市文化芸術振興財団 / 福岡市
協力 : 九州大学大学院芸術工学研究院附属ソーシャルアートラボ「演劇と社会包摂」制作実践講座受講生 / 九州大学大学院芸術工学研究院長津研究室
後援 : 福岡市教育委員会
助成 : 福岡県障がい者芸術文化活動推進費補助金
第55回福岡市民芸術祭参加
第26回ふくおか県民文化祭2018協賛事業
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