【ご報告】ニコちゃん的公開稽古 「オンライン演劇って、どうやると?!」
*総集編動画を公開しました!* 1月20日に、ニコちゃん的公開稽古「オンライン演劇って、どうやると?!」Zoom配信・YouTube同時配信ともに、無事終えることができました。
2020年に予定していた「身体的にバラエティあふれる人たちの演劇公演 走れ!メロス。」の再演がコロナウイルス感染拡大により困難となり、本年度の演劇公演はあきらめかけていました。
「公開稽古」と銘打ってますが、観ていただく人に楽しんでもらえるように演劇公演のスタイルでした。 そして、これまでプロの方に依頼し創り上げていた舞台が、今回はオンラインでZoomやYouTube配信、UDトークでの字幕の操作に長けた九州大学長津結一郎研究室の皆さんの活躍が主になりました。 演技についても、普段は再現性を大事にしていましたが、この公演では毎回違った演技があったり、観客参加型でどうなるかわからないことこの上なかったり、普段の公演では考えられないほどに全員の笑顔が舞台の上でこぼれていました。 さらに、ニコちゃんの会がする意味として大きなものであった障がいのある俳優へのケアについても、基本は各々で家から稽古に入るので、普段稽古場に出かけることに比べたらかなり少ない人員でできました。 それから観客の皆様も、Zoom席では積極的な参加やチャットへのたくさんの書き込みをいただき、ありがとうございました。 そして、この試みに欠かせなかったのは、もちろんこの舞台にご一緒していただいた方々です。 携わっていただいたすべての皆さまへ、本当に感謝は尽きません。
コロナ禍で困難な状況だからこそ、 ▼ ▼ この演劇を観てくださった方の感想を、少しだけご紹介いたします ▼ ▼ 「どこか一歩引いて見ていたところがあった演劇に、より深く触れることができたような気がします。」 「オンラインでありながら、出演しない役者がビデオをオフにするときに『袖にはけてください』といった言葉遣いで場の臨場感があり、とても良かったです。」 「障害のあるなしに関係なく、信頼しあえる、表現しあえる姿が眩しかったです。」 「障がいがあるから、自分の表現方法で伝えるということに長けているし、オンライン会場との相性も良くて、障がいが障害になっていないなぁと思った。」 「大変面白い試みだと思いました。が…ちょっと長かったです。長時間の鑑賞には慣れているつもりでしたが、劇場ではなく自宅という環境や通信状態の悪さ(これは個人的な問題ですが)など、ちょっとした事から思っていたよりも簡単に集中が切れてしまいました。オンライン向けの尺設定という新たな視点がありそうだなと思いました。」 「前半の開場時の説明に様々な希望を見た気がした。妙な例えだが、あの場に集まっている人たちの間に、まるで地縁があったような感覚があった。」 「『障がい』というのは人にあるのではなくて、人と人の間のコミュニケーションにあるのだと思えたことが、本当に大きな気づきでした。」
≪出演者紹介≫ 主催:文化庁、(公社)日本芸術実演家団体協議会、JAPAN LIVE YELL project in ふくおか実行委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市、認定NPO法人ニコちゃんの会
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