【ご報告】トークセッション「すっごい演劇のつくり方」

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7月22日と23日、
トークセッション「すっごい演劇のつくり方」を開催いたしました。

ニコちゃんの会では、すっごい演劇アートプロジェクトとして演劇をはじめとする様々な表現活動を展開してきました。
昨年と今年は「身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演 BUNNA」という作品も各地で上演いたしまた。
この“身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇” = “すっごい演劇” の裏側について、
九州大学の長津結一郎先生と当法人の森山淳子がトークセッションというカタチで紐解いていくイベントです。
BUNNAが公演に至るまでの年月やその取り組み、そしてツアー中の様子なども写真や映像を交えてお話いたしまた。
また長津先生においては、BUNNA福岡凱旋公演や俳優講座などにも深く関わり活動を間近で見ていただいているという立場から、現場で起きていることと社会の切り取り方・受け取り方の差について等、
障がいのある人の表現活動を研究テーマにされているからこその興味深いお話が繰り広げられました。

 

さらにニコちゃんの演劇の俳優陣によるデモンストレーションも行いました。
普段の稽古であるONとOFFの感情の切り替えの訓練をおみせしたり、
実際にセリフ合わせの部分を役者を換えながらやってみたり、
いつの間にか稽古風景が演劇公演のようになっていたり、
誰が、どこが、いつが、、、たくさんの状況が組み替えられていく不思議な実験現場をご覧いただきました。
というのも、ニコちゃんの会の“すっごい演劇”は稽古場もそして作品自体も、
そのような自分の立ち位置が揺らぐような感覚に陥るという特徴があります。
今回はトークセッションというカタチではありましたが、
来場者のみなさまにも、“すっごい演劇”の一端に触れていただけたのではないかと思います。
 

来場者の方のお声を少しだけご紹介します。

「魂に問われているような時間でした。」

「いろいろな境界を行ったり来たりして不思議な心の動きがたくさん自分の中で生まれたのが面白かったです。」

「目と耳と心で、全身で言葉を追いかけていました。」

「障がいをもった方との作品作りって得てしてクオリティーの面より、あるがままの肯定に安易に走りがちだけど、演出の方がそれぞれの人の在り方を認めた上でのクオリティー向上に全く妥協していないのがとーても興味深かったです。」
 

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
次回作に向けても少しずつではありますが、進んでおります。
皆様、次回作もどうぞご期待ください!

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主催:認定NPO法人ニコちゃんの会

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