8月29日、
日本医療保育学会の九州・沖縄ブロック研修オンライン講座で、ニコちゃんの会の漆山と池田が講師としてお話させていただきました。
参加者の方は、病院や療育施設で子どもたちと関わる保育士、看護師、臨床心理士等の方々です。
子どもたちの発育にとって欠かせない集団での遊びが難しい今どういった関わり方があるのか、
ひとつの事例提供として、ニコちゃんの会がコロナ以前に行ってきたこと、コロナ以後に実践したことを、ご紹介しました。
特に第一波の緊急事態宣言の中での子どもたちとの関わりとして行った「画面越しであそぼ!」について、具体的な内容やそこに至るまでの想いや悩みも含めてお話させていただきました。
その後、グループワークで、それぞれ持ち寄った「遊び方シート」でアイデアを共有したり、現場が近いからわかる悩みを共感しあったり、
テーマである「コロナ禍でも楽しく遊ぼう~今だからできる子どもたちとの関わりを考えよう~」がまさに形となった研修会となりました。
以下に参加者の方の感想を少しご紹介させていただきます。
とても切実な声です。私たちもたくさんの気づきをもらうことができました。
この研修会を開いてくださった日本医療保育学会の事務局の皆様に、心より感謝いたします。
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・コロナ禍で、どうしても業務が増えて、遊びを提供することだけになっていて、ハッとさせられました。どうやったら子どもたちが自分らしく遊べるかな?という視点に改めて思い出すことができました。
・それぞれの施設での取り組みを知る機会になり、またコロナ禍での苦悩していることなど悩みも共有できて精神的にも自分1人ではないと癒されました。参加できてよかったです。
・具体的な遊びの内容や方法、展開等が聞けてとても参考になりました。完ぺきではなくても良い遊び、雰囲気を楽しむということも励みになりました。
・コロナの流行に伴って、感染対策が取られるようになってから1年以上が経過して感じていたことが、病棟に笑い声が聞こえなくなったことです。これまでは個別で保育をしていてもスタッフや子どもがのぞきにきて、すぐに輪ができていたのが、難しくなり…今回の講義を受け「スタッフも楽しむ」という言葉に今、自分にも笑顔や笑い声、楽しさなどが減ってきていたなとハッとさせられました。
・動画での様子から子どもの反応を待つことの大切さ、遊びの役割を学ぶことができました。オンラインでの遊びなど、コロナ禍でも子どもの主体性を考えたアイデアに感動しました。
・時間が足りないくらい話をすることができました。内容もですが、保育士同士で話ができ、相談できる場があることの大切さをとても感じました。
・年齢の違い、職種の違い等難しさの中でそれぞれの保育士が保育をしていることに改めて気付くことができました。そして保育士は『遊び』をただ考えてるだけでなくそれに付随している様々なことを考えていることも。。。保育士万歳!
▲事務局の皆さんと打合せの様子
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