啓発

精華女子短期大学 幼児保育学科講義「施設のオンライン見学」

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7月10日に、
精華女子短期大学の幼児保育学科2年生のこども音楽療育実習という授業の中で、
「施設のオンライン見学」をテーマに、当法人の山田、漆山、松延の3名が講師としてお話させていただきました。

 

このコロナ禍において、学生さんの実習や見学の機会が大きく奪われている状況です。
そこで大学の先生方からご相談いただき、ひとまずオンラインでこの授業をさせていただくこととなりました。
保育に関わる中でこういった施設もあるということをお伝えできればと思い、
ニコちゃんの会の活動について紹介させてもらったあとに、
当法人の多機能事業所「ニコちゃん家」の概要や福祉サービスの中における保育の役割、障がいのある子どもたちについてお話しました。

「ニコちゃん家」には保育士だけでなく、看護師、介護士、機能訓練士など多職種が存在しています。
それぞれの専門職が自身の分野のことだけをするのではなく、
看護師が工作を率先してやっていたり、保育士が医療的ケアをしていたり、それぞれの専門分野を横断して子どもたちに関わっていることをお伝えしました。
子どもたちの来ていない時間帯でしたが、ライブ中継で施設内を紹介したりする中で、
吸引機や酸素濃縮器などふつうの保育の現場ではほとんどみることのない機械などに、学生さんたちは興味を示していました。
 

この苦しい状況が学生さんたちにとって恵まれているとは言えませんが、
スムーズに進むだけではない、今だからこその感情や学びがあると思います。
この状況さえも糧に変えて、
子どもたちの個性や多様性を受け入れて大切にできる、心豊かな保育士さんになっていただければと思います。

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