すっごい演劇アートプロジェクト

少しずつ自由になるために #10

IMG_9037

 
去る2019年12月13日、
福岡市立今津特別支援学校にて、身体表現ワークショップ「少しずつ自由になるために」を開催しました。
昨年同様、福岡市文化芸術振興財団のアウトリーチ事業として行います。

講師はおなじみ、岩下徹さん(舞踏家)と新井理恵子さん(ちんどん屋・音楽パフォーマー)のおふたりが務めてくださいました。

 

今津特別支援学校では、5回目となるこのワークショップ。
小学部1年生だった子がもう5年生になっています!

1年に1回のこの日を楽しみにしてくれていたように、
ワークショップがはじまると、すぐにリズムにあわせて身体を動かしてくれます。

今回も個性的な表現がたくさんみられました。
子どもたちとアーティストが、そして先生やスタッフが、
普段とは違う特別な気持ちと身体で交感する、本当に開放的な時間でした。

 
以下に、一緒に参加してくださった学校の先生方の感想を、いくつかご紹介します。

 
「忙しく慌ただしい毎日の中、ほっとする時間を持つことができました。一人一人の子ども達に触れていただき、子どもの中の表現したい気持ちを引き出していただき、感謝しています。ありがとうございました。」

「友達ともタッチをしたり、握手をしたりして関わることもできて、貴重な体験ができました。本当にありがとうございました。」

「子ども達の顔が変わったり、体が解放されるように動くのが不思議です。クラスの子ども達をはじめ、岩下さんやいつもと違う雰囲気が怖くて、緊張して体がこわばっていたのですが、抱っこして一緒に踊っているうちに、笑顔が出てきて、体も緩み、楽しい時を過ごせたのが、印象的でした。ありがとうございました。」

IMG_9025

IMG_9043

IMG_9012

IMG_9020

IMG_9065

 

≪アーティスト紹介≫
 
岩下 徹
国際的な舞踏集団<山海塾>ダンサー。ソロ活動では<交感(コミュニケーション)としての即興ダンス>の可能性を追求。1957年東京生まれ。82~85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学び、83年ソロ活動開始。かつて精神的危機から自分のからだを再確認することで立ち直ったという経験を原点とするソロダンスは、等身大のからだひとつで立つことから始まり、場との交感から生まれる即興として踊られる。代表作に、「放下」、「みみをすます」、音楽家との即興セッション等。1989年より滋賀県/湖南病院(精神科)で医療の専門スタッフと共にダンスセラピーの試みを継続実施中。日本ダンスセラピー協会顧問。桜美林大学、滋賀県立総合保健専門学校非常勤講師。
岩下徹氏 Facebokページ
 
新井 理恵子
ちんどん鈴乃家 代表。19歳の頃より、ちんどん屋・音楽パフォーマーとして修業を積み、“もっと身近にちんどん屋を楽しんでもらいたい”という思いで2006年に = 鈴乃家理恵子 = として「ちんどん鈴乃家」を立ち上げ福岡を拠点に活動中。
ちんどん屋の他、パーカッション演奏や、バルーンパフォーマー、司会など様々な活動を行っている。
ちんどん「鈴乃屋」ウェブサイト

 

主催:認定NPO法人ニコちゃんの会 /(公財)福岡市文化芸術振興財団 / 福岡市
協力:Selbst(ゼルプスト) / 福岡市立今津特別支援学校

コメント