6月16日~18日、
「身体に障がいのある人のための俳優講座#04」のほかクラを開催いたしました。
2018 年の新作に向けて新しい人材との出会いを求め、電動車椅子を使用する方、手話を操る方、そして特異な身体をお持ちの方を広く募集いたしました。それぞれクラスをわけて、3日間×4回の講座を開催していきます。
まず第一弾は、ほかクラ!
16日(金)にはレクチャー・朗読
17日(土)にはグループワークでショートストーリーづくり
18日(日)には発表会
という濃密な3日間!
そして集まったメンバーもそれぞれバラエティ豊かな8名でした。
「歩くよりも走ることの方が時間がかかる。普段走ることをしていないから、頭の中がぐちゃぐちゃになる。」
という言葉を参加者の一人が話されました。
私たちはこれまでも、障がいのある人と演劇をつくってきたのですが、
これはまた新たな気づきをもたらしてくれる言葉でした。
今回のテーマは「走れ、メロス」。
まさに作品づくりに必要な気付きや揺らぎのひとつに出逢えたような気がしています。
最終日の発表会では、15名ほどの方がお越しになり、俳優講座参加者は「観られる」という体験をしました。
しかし、初日にはほとんど聞こえないような声だった人が、声が通るようになっていたり、
装具をつけても長く歩くのはしんどいな・・・と不安だった人が、いつの間にか装具を外しっぱなしで歩いていたり、
その人の持っている可能性を引き出すという意味で、とても演劇の力を感じる3日間になりました。
始まったばかりの俳優講座、これからさらに魅力的な方々に出逢えると思うと楽しみでなりません!
各クラスごとにある発表会はあと3回開催しますので、みなさま是非観に来られてくださいね!
主催 : 認定 NPO 法人ニコちゃんの会 /(公財)福岡市文化芸術振興財団 / 福岡市
協力 : 九州大学長津結一郎研究室
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