12月10日、
「ニコゼミ2016 最小で最大のコミュニケーションに出逢う!!!」のセッション2として、
子ども先生のくるみちゃんのおうちに遊びに行ってきました!
今回はニコゼミ生の、すーさん、ぴよちゃん、のりさんの3人と一緒です。
11月に予定していたのですが、くるみちゃんが体調を崩し入院することになったため、
今回やっと元気なくるみちゃんに会うことができました。
入院といったら何年に1回あるかないかくらいのまれなことですが、
子ども先生たちにはこういったことも(起こらないほうがいいに決まっているけど)起こりうるという現実を、身をもって教えてくれました。
さて当日は、みんなで集合してファミレスに行き作戦会議です。
くるみ先生について映像や写真をみて話をきいて、どんなふうに遊ぼうかと考えます。
なんなら遊び道具もつくります。
工作が得意な人も苦手な人も、あーでもないこーでもないと言ってファミレスで大騒ぎです。
そして準備万端になって、くるみちゃんのおうちに向かいます!
くるみちゃんは初めは少し表情が硬かったのですが、数秒後にはにっこ~と歓迎モード。
まずは、準備した2つの遊びのどちらからするかを、ボーリングで決めます。
しかし紙コップのピンにボールがなかなか当たらない!
車いすの高さ、くるみちゃんの手の位置、机の位置、色々を動かしたり工夫したりして、パコーン!大当たり!!
ますは「着せ替えプリンセス」で遊びます。
プリンセスのドレスを花やハートで飾っていくのですが、
どの位置にするかどのパーツにするか、くるみちゃんのYES/NOを必死で読み取ろうとするニコゼミ生です。
そして次は「釣れ釣れビンゴ」!どれもナイスなネーミング。
おもちゃの魚釣りの竿を使って、ビンゴの色を選び、そろった人が勝ちという複合的でオリジナルな遊びです。
狙ったかのようにくるみ先生の勝ち!!!
いや、狙ってないのです。みんな本気なのです。
くるみ先生は、とても楽しみながら、受講生の「どっちにする?」攻撃に根気強く対応してくれました。
たぶん、内容だけでなく、きっとみんなが一生懸命になっている状況を楽しんでくれていたように、スタッフには受け取れました。
子ども先生は意外と大人な精神年齢だったりするものですから。
子どもと大人、教えると教えられる、やってあげるとやってもらう、
色んなことが反転する可能性があることがこのニコゼミの面白いところです。
受講生の感想をご紹介します。
「みんなでくるみちゃんが何を喜ぶか、何が好きか、YesかNoか、迷っているか、を考えたり感じ取ろうと一生懸命になったり、とてもやさしい時間でした。」
「遊びのルールを遊びながら変えていくことを忘れかけていました。一人では思いつかないことも、何人かで考えれば、予想以上に楽しいものができると思いました。」
「ほとんど初めて出会った方と一緒に遊びを考え、初めて出会う女の子の家へ遊びに行く体験は、本当にすごいなぁと思いました。」
たくさん考えてくれてありがとうございました!
さて、これからはインフルエンザが流行する時期なので、セッション2は3月までお休みです。
忘れたころにご報告しますね~お楽しみに~
主催 : 認定NPO法人ニコちゃんの会
助成 : タケダ・ウェルビーイング・プログラム2015
協力 : 福岡市立南福岡特別支援学校、九州大学長津結一郎研究室、九州大学南博文研究室、CLCworks、art space tetra
後援 : 福岡市、福岡市教育委員会、九州大学大学院芸術工学研究院ソーシャルアートラボ
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