10月18日、
福岡市文化芸術振興財団さんの主催する、アートマネジメントセミナー「はざまのまなざし塾」で、当法人の代表・森山が登壇させていただきました。
地域で活動するアートマネージャーの人材育成を目的としたアートマネジメントセミナーでは、今年はアートと社会の関係性をテーマにされており、有難いことにニコちゃんの会の活動について聞いていただけることになりました。
他のプロジェクトでもお世話になっている大澤寅雄さん(文化生態観察/ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室)と長津結一郎さん(九州大学大学院芸術工学研究院助教)に、ニコちゃんの会についてBUNNAについて、様々な角度からお話を聴いていただきました。
「すっごい演劇アートプロジェクト」の由来からこれまでの活動や、「BUNNA」に至るまでのプロセスについてなど、じっくりとお話する機会をいただけました。
BUNNAが一体どういうものであったのか、どういう意味があったのか、などについても対話することができました。
また、受講生の方の質問からとても意外な気づきをもらえました。
『森山さんは福祉に関わろうと思ったのはなぜですか?』
この言葉に、森山は「自分が福祉をやっている気がない!」ということに気付かされたとのこと。
ニコちゃんの会は福祉サービスも文化芸術活動も、それぞれの事業として行っています。
福祉事業所でもなければ、アートNPOとも言い切れません。
どの分野で何をやっていこうという想いで動いているわけではないのですが、
そういう意味では、本当に社会とアートの“はざま”に立っているのかもしれません。
そしてそれらが少しずつつながって“はざま”がなくなる世界をみたいのかもしれません。
私たちの想いや考えを聴いていただける場であると同時に、私たちの立ち位置を客観的に考える貴重な機会となりました。
主催の福岡市文化芸術振興財団さん、ゆるやかに鋭くお話を引き出してくださった大澤さん、長津さん、
真剣に聞いてくださった個性豊かな受講生のみなさま、ありがとうございました!
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