啓発

【ご報告】ニコゼミ2016 セッション1 遊びの講座

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8月28日、
ニコゼミ2016 最小で最大のコミュニケーションに出逢う!!!」の
セッション1の第2回目 遊びの講座を開催しました。
 
雨天も影響して予定より少なめの人数での開催となりました。
しかし、外の天気なんて気にならないくらいに、みんな真剣に遊んで学んでいたら、いつの間にか雨はあがっていました。

 

まず、初めに雨のため遅れてくる方を待っている間に、
フランス製のカプラという積み木でそれぞれ一人遊び。
大人になって積み木なんて・・・と思ったら意外や意外、みんな真剣!
久しぶりの積み木、みんな夢中になっていたようです。
そんな時に「もうごはんだからやめなさい!」って言われたら・・・友達に急に壊されたら・・・
いろんなことを思い出してしまう子どもに戻れた時間でした。

受講生が集まったら、グループに分かれて少しお話をした後に、
「子どもの発達と遊び」というスライドを見てのお勉強。
子どもの成長過程での遊びの段階を様々な観点からみていきます。

それから今度は、何人かでルールに従って遊ぶボードゲームをしました。
カードやスゴロクや棒倒しの進化版のようなゲームで、4人ずつのグループになって遊びました。
どれも仕掛けが面白くて、これだけのイベントを開いてもいいのではというくらいの盛り上がり。
 

そしていよいよ、ニコゼミのメイン内容セッション2で会いに行く子どもの映像をみて、
「この子と遊ぶなら一体どんなことする?」をみんなで考える時間を設けました!

動く範囲がとっても限られている子どもと、どんな風に遊ぼう・・・と考え出すと、
むくむくと楽しませなくては、という『おとな心』が顔を出します。
でもみんなで話していると思い出したようにさっき遊んだときのわくわくする『子ども心』が出てきて、
そのふたつが合わさっていろんなアイデアがふくらんでいきました。

自分が楽しむ『こども心』と、相手を楽しませる『おとな心』のふたつが、大人には必要ということ。
どちらかだけでは子どもは楽しくないということ。

この講座の中で、大人にも子どもにもなれる時間があったからこそ、何が大切なのかみなさん感じてくれたのではないでしょうか。
 

受講生の方からの感想を少しだけご紹介します。

「アソビゴコロというのは、大人になっても持っていることに気付いた。」

「子どもの発達に応じて遊びが違うことを知り、子どもが年齢にあった遊びをやっていなくても、『その子の成長が今これを求めているんだ』と思える目安になりました。」

「子どもには、自分の相手をしながら大人が他の事を考えていること等はすぐわかってしまうので、その時間は自分も何も考えず一緒に遊びたいと思います。」

「もっと遊び心を持って、生活していきたい。」
 

次回のニコゼミは「身体を介した交感の講座」です。
どんな回になるのか、みなさま楽しみにしていてくださいね。

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〔講師紹介〕
 
黒木 慶子(くろきけいこ)
チャイルドライフコミュニケーター(※1)。CLCworks所属(※2)。
感性・子ども心をキーワードに、玩具やボードゲームを使った空間づくりや親子のワークショップを企画運営。
発達障がいの子どもたちの療育、子どもの育ちについての相談も行っている。
九州大学大学院感性学修士。小学校教諭。
 
※1  チャイルドライフコミュニケーターとは、医療・教育・文化・芸術等の諸機関における子どもの生活の質を向上させるという社会的課題に対応する知識基盤社会を多様に支える高度知的人材のこと。
※2  九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻修了・同専攻におけるチャイルドライフコミュニケータープログラム修了認定者の有志による団体。CLCとは、チャイルドライフコミュニケーターの略。

 
主催 : 認定NPO法人ニコちゃんの会
助成 : タケダ・ウェルビーイング・プログラム2015
協力 : 福岡市立南福岡特別支援学校、九州大学長津結一郎研究室、九州大学南博文研究室、CLCworks、art space tetra
後援 : 福岡市、福岡市教育委員会、九州大学大学院芸術工学研究院ソーシャルアートラボ

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