8月3日、音楽家の野村誠さんをお招きしてのワークショップ「関係性と出逢う#02 音楽と出逢う会」無事、終えることができました。
当日は、バケツをひっくり返したような土砂降りだったにも関わらず、多くの方が参加してくださいました。
ワークショップは、野村さんのゆるやかなおしゃべりから始まり、
トライアングルの音に触れてみたあと、
好きな楽器で“自由に音を出す”ということを5分間やってみました。
その後、“誰かと1回はなんらかのカタチで関係すること”という条件がついて、また音を5分間出し合ってみました。
そうしたら、参加者のひとりが声を出し始めたので、条件に“声を出してみる”も付け加えられ、また5分間。
その後、少人数のセッションをしてみました。それをほかの人がじっと聴き入り、その音楽にタイトルをつけていきます。
そして最後に、“自由に音を出す”を再び。
この最初と最後の“自由に音を出す”というのは他に条件はついておらず同じはずなのに、なんともまったく違う音楽となっていました。
大きな声を出すことも、
マイクを使ってささやかな声を届けることも、
誰かの音に合わせてダンスをすることも、
日用品とオーケストラの楽器を組み合わせて音を出すことも、
椅子を叩いて音を出すことも、
楽器をポトリと落とすことも、
それをじっとみつめることも、
すべてがそれぞれそこに在り、それでいて混ざり合っている
開放的でいて繊細な関係性を感じる瞬間がたくさんありました。
豊かな時間を過ごさせていただき、みなさま本当にありがとうございました!
【関係性と出逢う】は障がいのある人もない人も対象に芸術を通して、お互いのもつ関係性を再考する企画です。
この企画はアサヒアートフェスティバル2014に参加しています。
関係性と出逢う#01の様子はこちらをご覧ください。
主催:NPO法人ニコちゃんの会
特別協賛:アサヒビール株式会社
助成:公益財団法人 アサヒグルーブ芸術文化財団
協力:九州大学田北雅裕研究室
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