すっごい演劇アートプロジェクト

少しずつ自由になるために#04

11月13日、山海塾の岩下徹さんの即興ダンスワークショップが
南福岡特別支援学校の課外授業として行われました。

ちんどん屋「鈴乃家」の新井理恵子さんの音楽に合わせて、
岩下さんが即興ダンスを披露してくださいました。

その後音楽に合わせて、
みんないっせいに動きまわったり、
2人1組でみんなの前で即興ダンスをしたりしました。

車椅子から降りてお尻で動いたり、
寝そべってごろごろしたり、
知らない子と手をとっていたり、
音楽に合いの手を入れたり、
いつもは引っ込み思案な人もどんどんと心も身体もほぐれていきます。

ある男の子がみんなで身体を自由に動かしている時に
南フレンドホームの窓から見えた「板付5丁目」の交差点標識をふいに「5丁目!」と大きな声で読みました。
それを別の人が音に合わせて「5丁目!」と言い、
さらにそれに合わせて岩下さんが「5丁目!」と言い、
さらにさらに、それに合わせてみんなが「5丁目!」コール!

もう誰が誘導しているのか、誘導されているのかなんてわからない、
そんな瞬間がたくさんありました。

社会では不自由と位置付けられているような障がいのある子どもは、
こんなにも誰よりも自由に、身体を心を動かしていました。

年齢も身体の状態も違うけれど、自然と笑顔がこぼれてしまうとても豊かな時間を共有できたように思います。
岩下さん、新井さん、南福岡特別支援学校のみなさま、共催のゼルプストのみなさま、
ご協力いただいた沢山のみなさま、ありがとうございました!!

 

それからご報告が遅くなってしまいましたが、
11月13日をもってニコちゃんの会は1周年を迎えることになりました。
これからもみなさんにはたくさんの笑顔とおせっかいをお届けしたいと思いますので、末長くよろしくお願いいたします。

 

 

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