今度はなおちゃんと絵を描きました。
微かに動く手に筆を握って、ゆっくりゆっくりと画面に色をのせていきます。
本当にゆっくりだからできるにじみや、画面の毛羽立ち、絵具の垂れていく跡、緊張によってでる急に変動した線、
すべてがなおちゃんだからこそ描ける線です。
その線がなおちゃんがねらっておく筆の位置、またはずれてしまった筆の位置、
そんなふうに構成され森のような水のような綺麗な絵となりました。
一見、適当に絵具が塗りたくられているようにも見えるかもしれません。
だけど、完璧にキレイに出来上がったものよりも、
完成されていない本当に線を描くことに一生懸命になった絵の方が、なぜだか胸に響くこともあると思います。
真に純粋なものは、カタチではなく内容であり行為そのものなのではないかと思います。
いつも大切なことを教えてくれて、ありがとう、なおちゃん。
コメント