精華女子短期大学 こども音楽療育実習

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昨年のこととなりますが、12月16日~28日の間で、多機能型事業所「ニコちゃん家」にて精華女子短期大学の幼児保育学科2年生の3名を実習生として受け入れました。
7月にオンラインでの施設見学をしており、その延長として感染対策を徹底した上で、実習生の受け入れをすることとなりました。

 

3名の実習生はそれぞれ3日間、ニコちゃん家に来て子どもたちと関わる中で、各自で考えた音楽療育を実践してくれました。
ピアノやトーンチャイム、それに太鼓にお米を入れて触覚も楽しんだり、様々な音の世界に子どもたちもわくわくしていました。
医療福祉が専門ではない実習生は、今まで行った実習先の子どもたちとは少し違った子どもたちに、はじめは少し戸惑いながらも、3日間真摯に向き合い、一緒に楽しんでくれました。

音楽療育の関わりの時間だけでなく、ごはん・排泄・医療的ケアなど、子どもたちが1日を過ごす中で必要なことを傍で見て、子どもたち自身がたくさん教えてくれていることに気づき・感じたのではないかと思います。
保育士として、未来の社会人として、なにより一人の人として、今回の学びを糧にしてくれたら幸いです。

 

*実習生が3日間で感じ考えたことを少しだけ紹介させてもらいます。

 

「その子に合った姿勢等、何気ない事も子どもたちにとって重要な事だと知ることができました。」

「前回会ってから時間が空いていたこともあって覚えていないだろうと思っていたが、覚えていてくれたため、『いいことも、嫌だと思ったことも両方○○くんの記憶に残る』と考えると、楽しんで関わることも、十分に気を配りながら関わることも大切だと考えた。」

「1日落ち着いて過ごしていても、急な脈拍の乱れや、体調の変化等が突然起こってしまう状態の子ども達がいるのだと改めて実感することが出来ました。」

「言葉にできないことがあるだけで、周囲の関わり方によって子どもの意志・考え方を理解(想像)できるのかなと考えました。」

「生きていることが素晴らしく、これからも命を大切にしていかなければならないと考えさせられる時間を過ごせました。」

「『自分では持てないけど、どうやったら音がなるかな?』ということを自らで考えて鳴らし方を自らで発見していた。それを見て、何もかも方法を教えてから行うのではなく、子どもが自身で考えられる時間を見守ることも大切ではないかと考えた。」

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実習おつかれさまでした!
素敵な保育士になってくださいね!