福岡大学 看護学科講義「病気をもつこどもと家族の看護」

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6月20日、
福岡大学看護学科の3年生の「病気をもつこどもと家族の看護」という授業の中で、
『医療的ケアが必要な子どもと家族』をテーマに、当法人の代表・森山がお話させていただきました。

 

医療的ケアの必要な子どもたちについて動画で紹介したあとに、
コミュニケーションについての様々なワークを挟み、学生さんたちに患者さんの気持ちをじっくりと体験してもらいました。
また、家族の想いとしては、森山自身の3歳で亡くした娘・涼子ちゃんのお話もさせていただきました。

目の前の明るくはつらつと話す森山の姿からは、
活動の原動力となっている娘との出来事や、その当時の森山の想いは、
学生さんには思いもよらないものだったかもしれません。

たくさんのエピソードがそれぞれの子どもたちに、それぞれの家族にあるということを、
理解していただけたのではないでしょうか。
 

これからの医療の現場を担う看護学生さんたちに、
医療的ケアの必要な子どもたちと、そして家族の心に寄り添うことの大切さをお伝えさせていただく貴重な機会となりました。

 

少しだけ学生さんの感想をご紹介します。

「聞こうとする方も相手が何を言おうとしているのか“聞こう”という姿勢が大切だと分かった。」

「言葉が伝えられなくても、自分の希望が伝えられる方法があるのは子どもにとってもうれしいことだと思う。」

「この演習において、相手の気持ちを汲み取ろうとする姿勢が大切で、それは私たちに一番必要なことなのではないかと思った。」

「家族に寄り添える看護師になれたらと思う。人の気持ちを受け止めて、支えられるようになれればと思った。」

「動画を見て、ずっと寝たきりの子どもでも日々成長しできることが増えていることを知った。そのため、私たちは医療としてケアを施すだけでなく、成長する子どもとして接する必要があると感じた。」

「子どもを失った家族の気持ちは想像できないものであると思うが、そこに寄り添うケアを行い、心の豊かさを考えられる看護師になりたいと思う。」

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