【ご報告】ニコゼミ2016 セッション2 くりやくんあーそーぼー!

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4月2日、
ニコゼミ2016 最小で最大のコミュニケーションに出逢う!!!」のセッション2として、 子ども先生のくりやくんのおうちに遊びに行ってきました!
今回はニコゼミ生の、きよらちゃん、しょうこさん、ゆかちんの3人と一緒です。
子ども先生との関係初心者という意味では、アドバイザーのとらちゃんも半分生徒です。

 

いつものように子ども先生の動画をみて作戦会議ののち、いざ子ども先生のもとへ!
みんな少し緊張気味です。
一方くりやくんは、中学部を卒業して高等部入学までの春休み満喫中~
でもちょっと遊び足りないみたいで、張り切って受講生を迎えてくれました!

まずは、運命の赤い糸さながらみどりの糸で、
くりやくんが受講生+アドバイザーとらちゃん+お父さんも巻き込んで、誰かひとりを選びます。
繋がった人からあそび紹介です。

1番目はきよらちゃん!一番若い子を狙い通り当てました、さすが高校生男子!
くりやくんの線の描き方が独特だという情報があったので、みんなでくりやくんの真似をして線を引きます。
あそびなのかどうなのかはわからないけど・・・なんだか楽しい。
難しい、あーでもない、こーでもない、と言われながら真似されるくりやくんもまんざらでもない様子。
みんなの線の合作ができました。

またしても運命のみどりの糸で、今度はとらちゃんが選ばれました。
動画でお父さんがくりやくんを抱きかかえていたのを見ていたので、「抱えてみたい!」とチャレンジです。
お父さんのレクチャーを受け、とらちゃんがくりやくんを抱え、嬉しくなってなんだか揺れ始めたので、みんなも一緒にエアーくりやを抱いて揺れます。
せっかくだから音楽もかけます。せっかくだからハッちゃけます。
このメンツでA○B48というミスマッチさがなんとも言えず、とても面白い楽しいダンスタイムでした。

3番目はお父さん。
即興で考えてくれたのは、風船バレーです!
ラリーが続くほどいいとする遊び。
ただ続けるだけなんだけど、壁に当たって風船が落ちそうになったら必死で拾って、いつの間にかみんな熱くなっていました。

4番目はしょうこさん。
自作のパチンコ持参です。
はじめは2人で持って、真ん中の穴まで玉を運べたらゴール!途中で落ちたら負け!というつもりでしたが、
いつの間にか4人で持って協力して操っていました。
くりやくんも鏡越しに見て狙って動かします。
意外と難しくてみんなで「そっち上げて」「こっち下げるね」などなど声を掛け合い、鏡役も位置を調整しつつ、みんな集中して力を合わせるゲームとなりました。

5番目はゆかちん。
くりやくんが投げたボールをみんなで拾うゲームです。
しかし・・・なかなかボールが飛ばない・・・
お父さんはくりやくんの足を刺激してボールを飛ばさせようとするけども、
お父さんにストップをかけ、ゆっくりゆっくりみんなでくりやくんの動きを待ちます。
車いすの角度だったりボールの持ち手を変えたり、色んな工夫が必要ということがわかり、
そもそものこの「待つ」ということの意味をみんな考えたりするとてもいい時間になりました。

そして最後に、盛沢山だけどもう少し遊びたくって、風船サッカーをしようということになりました。
バレーと基本的には同じだけど、サッカーにすることでくりやくんの視界に風船が入らず、
これまた鈴を入れるといいかも!など色んな発見のある遊びでした。
そしてやっぱりみんな一生懸命に風船を拾い、大人も子どもも関係なく楽しんでいました。

 

今回は連続講座ニコゼミの最後のセッションでした。
今までの中で一番あそびの数が多く、
しかしどれも濃密で発見と考える種と、なにより ‟なんだか嬉しい” がいっぱいの時間となったのは、
子ども先生をはじめ、最小で最大のコミュニケーションに出逢おうとしてくれた受講生のおかげです。
 
受講生の感想をご紹介します。

「まばたきなどの感じで何となくの意志があることを私にも伝わる気がして嬉しかったです。」

「そこにいる人に合わせてその場にいる人で何かして楽しいをみんなで発生させるかアイデアを創るかを考えることは、障がい者がそこにいる・いないに関わらず楽しく面白いことだった。」

「講座を受けた私たちがとても楽しんで時間をすごせたと思います。」

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ニコゼミは今回で最後・・・ですが、実はもうひとつお知らせがあります。
後日、情報公開いたしますので、みなさま乞うご期待です!!!

 

主催 : 認定NPO法人ニコちゃんの会
助成 : タケダ・ウェルビーイング・プログラム2015
協力 : 福岡市立南福岡特別支援学校、九州大学長津結一郎研究室、九州大学南博文研究室、CLCworks、art space tetra
後援 : 福岡市、福岡市教育委員会、九州大学大学院芸術工学研究院ソーシャルアートラボ