【ご報告】ケアコミュニティハウスプロジェクト展 ハレとケ

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3月13日、
ケアコミュニティハウスプロジェクト展 ハレとケ」、大盛況のうちに無事終えることができました。

 
日常と非日常「ハレとケ」をテーマにした今回のイベント、
たくさんの人がたくさんのことに出逢えた実感があります。
スタッフや次々と巻き込まれていったボランティアや関係者の方など含め、
本当に人との出逢いが次の展開や知らなかった感情などを生むのだなと感じる1日となりました。
 
展示では、ニコちゃんの会に関わってくれている方の日常の映像や写真や音声を使わせていただき、空間を構成していました。
また、今までとこれからのニコちゃんの事業のことを映像などを使い、非日常としてご紹介しました。
深く関わらなければみえない部分に、触れていただくきっかけになったのではと思います。
そして最後の大スクリーンでは、来場してくださった方が映り込む仕掛けとし、
障がいのある人もない人も大人も子どもも様々な人が共存した映像・空間となりました。
 
それから、あいのてさんの演奏は、みんな心がほどけて、新しい発見をしていたように思います。
ペットボトルや風船などの日常のものが、あいのてさんの手によって音楽に変わっていくと、
なんだか不思議と自分たちの身体も動いて知らない人と自然と音楽を楽しんで、それは非日常の時間となっていました。
下川先生と当事者の方々のトークでは、当事者や障がいのある方のご家族などにとっては、実際の事例や制度のことなどとても頷けることが多くあったと思います。
しかし普段障がいのある方と接することのない人にとっては、知らないことだらけで胸に刺さることもあったのではないでしょうか。

また、ケアコミュニティハウスについての説明を、吸引器のキューちゃんとパルスオキシメーターのパルくんがしてくれたり、
本当に息つく暇のないほど盛りだくさんの1日でした。
 

ご来場いただいた方の声を少しご紹介します。

「又聞きやメディアによる知識では得られなかった初めての経験でした。」

「障がいのある方やその家族が身近に感じられてよかったです。」

「重度の障がい者や家族の日々の生活や悩み、考えていることがリアルで、とてもよかった。」

「病気や障がいの度合いではなく、誰もが『やりたい』と思うことが一つでも多く実現できる社会が大事だし、困難でも工夫してできる方法を見つけることが大事だと思いました。」
 

ご来場、ご協力いただいた皆さま、気にかけてくださった多くの方々、本当にありがとうございました。
「ハレとケ」の共存するケアコミュニティハウスの実現を目指して、これからも“心豊かに”邁進していきたいと思います。

 
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裏方で頑張ってくださった方々!本当にたくさんの方のお力で出来たイベントです!

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あいのてさんの演奏!打合せは「即興から始まって、後は自由!」でこの演奏だから、さすがです!
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下川先生と澤津さん田邉さん中岡さんのトークセッション!

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パルスオキシメーターのパルくんと吸引器のキューちゃん!と、パパママ人形!
全てスタッフや関わってくれている人の手作りです!

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登壇してくださった田邉紀子さん一家!みんないい顔!
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本当に多くの方がトーク・演奏を聴きにきてくださいました!
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バラエティ豊かすぎる人たち!!!

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≪下川先生と一緒に登壇していただいた方のご紹介≫
 
中岡亜希さん
Dual ski Japan 代表。元日本航空国際線客室乗務員。25歳の時に進行性の筋疾患「遠位型ミオパチー」との告知を受ける。これまで、車イスでの富士山登頂やカナダへのオーロラ探検などの挑戦を続けてきた経験から、デュアルスキージャパンを立ち上げる。座って滑れるデュアルスキーや水陸両用車イスHIPPOを輸入し、「誰もが大切な家族や友人と一緒に楽しめる」選択肢を増やそうと活動中。

澤津利恵さん
人工呼吸器をつけながら色々なことにチャレンジしている8歳の一人娘・くるみと暮らす3人家族。娘は病気のため生後5日目に手術を受け、2歳1ヶ月まで病院のNICUで過ごす。退院してからも、時々体調を壊して入院することもあるが、元気な時は毎日、母の送迎で通学し楽しく学校生活を送っている。

田邉紀子さん
一女一男の4人家族。平成15年長男尚也を生後すぐに亡くし、その1年後長女を妊娠。妊娠中に長男と同じ病気ではないかと感じながら長女・彩音を出産。直後に同じ病気とわかる。長女は出生直後から人工呼吸器を活用しながら、現在訪問教育を受ける11歳となる。平成25年に次男・聡多を出産。現在2人の子どもの世話に追われる毎日。

 

*ケアコミュニティハウスプロジェクトの詳細についてはこちらをご覧ください。
 
主催:認定NPO法人ニコちゃんの会
後援:福岡市・福岡市教育委員会・福岡市文化芸術振興財団

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