セカンドホームプロジェクト#07

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セカンドホームプロジェクトとは、医療的ケアの必要なお子さんを一時的にお預かりし、
家族のレスパイト(休息)としても本人のレスパイト(楽しみ)としても機能するための場所の試験的な取り組みです。

 
10月6~8日、
今度はみかちゃんにお泊りにきてもらいました。

セカンドホームのスタッフは、本当にいつもみかちゃんに関わらせてもらっている看護師とヘルパーなので、
まるでおうちみたいにみかちゃんは穏やかに過ごしてくれました。
そして、やっぱりいつもは訪問の時間が限られているのでなかなかしっかり関われないスタッフも、
セカンドホームにお泊りに来てくれている間は、ゆっくりとみかちゃんに向き合って過ごすことができました。
いろんなスタッフとお買い物をしたり、絵を描いたり、折り紙したり、プチプチで暇つぶししたり、楽しい2泊3日となりました。
 
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それからおうちに帰ってから、みかちゃんのお母さんはこう話してくれました。

「はじめて12時間眠った!安心して眠ることができたのは初めて!」

お母さんは、みかちゃんが人工呼吸器をつけてから7年間、
毎日のケアはもちろんのこと、美香ちゃんが入院している時でもなかなか安心して眠ることはできなかったと言われました。

 
セカンドホームでは、スタッフは交代でおうちとできるだけ同じようなケアを行います。
しかしおうちでは母親が一人、または家族だけで、24時間ほとんど全てのケアを毎日行っています。
実際にお預かりをして初めて、スポットの訪問ケアでは分からない大変さを実感します。
“第2のおうち” をもっと必要な人に必要な時に、使ってもらえるような仕組みをつくれたらと思い、
今後もさまざまな角度から取り組んでいきたいと考えています。


主催: 認定NPO法人ニコちゃんの会
協力: 株式会社マイケア アムナス博多訪問看護ステーション

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